正広さん(40歳・男性・東京都・アルバイト)への取材インタビューです。
ミヤビの掲示板で見せ合いプレイを楽しむ自称こどおじの正広さん。非モテ、口下手な性格でも、アイドル並みの美人との見せ合いで気持ちよく発散する日々だそうです。
お話を聞いた人 | |
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プロフィール | 正広さん(40歳・男性・東京都・アルバイト) |
見せ合いアプリの頻度 | 週1回 |
利用期間 | 3年 |
主な相手 | アニメ好きの子 |
よく使うアプリ | ミヤビ(MIYABI) |
道具 | スマホのみ |
やり方 | 掲示板の投稿から相手が望むプレイを探る |
工夫した点 | 相手の好みに合わせる、なりきる |
見せ合いプレイにハマったきっかけ
――はじめに、正広さんが見せ合いをはじめたきっかけを教えてください。
最初のきっかけは、眠れなくて暇している夜に、誰でもいいから見知らぬ女の子と話したいと思ったのがきっかけです。最初は、通話相手を募集する場所すら知らなかったので、適当に、ツイッター(現X)を使って相手を探していました。
――いわゆる、裏アカ女子に直接アタックしたのですね。
はい。「通話相手募集」とか「つわぼ」などのハッシュタグで、実際に相手を探している子が大勢いたので。結論を言うと、すっかり騙されてガッカリしましたが。
――具体的に、裏アカ女子との見せ合いでどのような失敗をされましたか。
例えば、「見せ合い」のようなハッシュタグを検索すれば、相手募集をしている子はすぐ見つかります。特に、「ペイペイで1500」みたいな隠語が書かれている場合、PayPayで1,500円を先払いすると、ビデオ通話で見せ合いできるのです。
――実際、見せ合いはできましたか。
いいえ。先払いで送金したのに、ただの動画が送られてきただけ、というパターンがほとんどでした。恥ずかしくて警察にも相談できないですし、最悪でしたよ。
――ツイッター(現X)のほかに、どのような場でお相手募集をされましたか。
斉藤さんみたいなアプリもいくつか試しました。結論を言うと、イタズラや冷やかしばかりで、まともに見せ合いはできませんでしたが。
――イタズラや冷やかしというと、どのような内容でしたか。
無言で切られたり、いきなり暴言を吐かれるのは日常茶飯事です。あとは、ボイスチェンジャーを使って女声になっているネカマ男性にも遭遇しました。
――なるほど。斉藤さんみたいなアプリは、本当の女性を見つけるのも難しいのですね。
ほぼ男しかいません。
――出会い系アプリの掲示板は試しましたか。
はい。でも、最近の出会い系はパパ活女子ばかりで、通話相手募集は需要がありません。
――それで、見せ合い掲示板に落ち着いたんですね。
そうです。見せ合いアプリの掲示板なら、ほかのアプリに移行しなくてもそのまま通話できますから。
――数ある見せ合いアプリの中でも、なぜ、ミヤビを選んだのですか。
女の子が多いからです。ミヤビの掲示板は、とにかく投稿数が多くて驚きますよ。掲示板の投稿一覧を眺めていると、どんどん次の投稿が更新されてしまい、画面もどんどんスクロールして流れてしまいスピードが追いつかないほどです。
――確かに、ミヤビの掲示板は流れが早いですよね。
全部読破するのは不可能だと、直感的に思いました。でも、女の子が多いことはよいことですが。
――見せ合いプレイの中でも、特に、イメージプレイがお好きと伺いました。
はい。ここだけの話、もともと口下手で、女の子としゃべるのは苦手です。なので、あらかじめ設定やシチュエーションが決まっているイメージプレイなら、その設定になりきることができるので、口下手でも楽しめるのですよ。
――実際、ミヤビでの見せ合いは、どのくらい課金されていますか。
ミヤビのビデオ通話は1分約240円なので、だいたい1回に30分ほど、金額にすると7,200円ほどになりますかね。昔は、1分204円だったんですよ。このご時世、2025年4月9日に価格改定がありました。
――メッセージ機能での見せ合いはしませんか。
いいえ。相手や気分によってはする時もあります。画像添付ができるので。でも、個人的にはビデオ通話がいいですね。なんといっても、生声は迫力がありますから。目を閉じて聞いていると、まるで耳元で囁かれているかのような、ゾクゾクする没入感がありますよ。
見せ合い掲示板を使ったお相手募集はこんな感じ
――実際、ミヤビの見せ合い掲示板では、どのような流れでお相手を探しますか。
とりあえず、ミヤビの掲示板は無料なので、新着順に募集を読んで、目的が一致しそうな相手を探します。女の子たちそれぞれが、結構細かく条件を指定しているので、どんなプレイをしたいかパッと見て判断できるのですよ。
――例えば、どんな文章に着目しますか。
例えば、一口に見せ合いと言っても、攻めか受けかで役割が違ってきます。強い口調で指示されたい子もいれば、逆に指示したい子もいて、意外と、みんな希望の相手を細かく指定して募集しているのですよ。
――なるほど。手当たり次第にアタックするのではなく、設定やシチュエーションが合いそうな相手を狙うのですね。
そうです。そのあとは、メッセージで打診します。今すぐ見せ合い可能なのか、後日の待ち合わせ希望なのか。今すぐ通話できる相手なら、そのままビデオ通話で見せ合います。
――イメージプレイの設定やシチュエーションは、正広さんのほうから希望を伝えるのですか。
いいえ。相手と相談して決めます。そもそも、イメージプレイをするためには、相手も同じ知識がないと始まりません。例えば、アニメキャラになりきるならそのアニメを見たことがある子じゃないと理解できませんよね。
――確かに。アニメやゲームなど、共通の趣味がある女の子を見つけるのは難しくないですか。
いいえ。意外とすぐ見つかりますよ。最近は、女の子たちもアニメをよく見ますし。あとは、教師と生徒、上司と部下のような、禁断の恋愛をテーマにすることもあります。
――現実にありそうな設定も、盛り上がるのですね。
盛り上がりますよ。そもそも、見せ合いを望んでいる子たちは、演技力もありますし、実生活の中で禁断の恋愛に憧れている節もありますから。あとは、最近の子たちはライブ配信に慣れているので、カメラワークも上手ですよ。
――みなさん、どんな構図で配信されますか。
固定カメラの子もいれば、手持ちで自撮りする子もいます。最近のスマホは高画質なので、汗や毛穴まで丸見えなので、没入感もすごいです。
――それはかなり興奮しますね。
はい。恥ずかしながら、ドキドキします。
見せ合いアプリからの出会いについて
――ちなみに、見せ合い相手とリアルで会ったご経験もあるそうです。
はい。ミヤビではありませんが、とあるライブチャットのチャットレディさんと会ったことはあります。かなりレアなケースだと思いますが。
――具体的に、どのような流れで会えたのですか。
とあるライブチャットで、応援している推しのパフォーマーさんがいたんです。当時、次回の待機予定をツイッターで発信している子だったので、自然な流れでフォローしました。こちらはかなり課金していたので、私がフォローしたことに気付き、DMを送ってくれたのですよ。それで、サイト外で親密になり、会うことができました。
――キャストとの出会いはかなりレアケースですね。
私も相当ドキドキしましたよ。なにせ、アイドル並みに美人でしたから。結局、男女の関係にはなりませんでしたが、生で食事をするだけでよい経験になりました。なんでもご馳走してあげると言っても、サイゼリヤでいいと言う謙虚な子でした。
――ミヤビは出会い禁止ですが、キャストとの恋愛は可能性があるのですね。
普通にありますよ。パフォーマーと結婚した人もいますから。
編集後記
今回は、ミヤビの掲示板で見せ合い相手募集を楽しむ、正広さんにお話を伺いました。
自称こどおじ(子供部屋おじさん)の正広さんにとって、女性との出会いがなく、ビデオ通話での見せ合いが恋愛の代用だったとか。
でも、斉藤さんみたいなアプリはイタズラや冷やかし、詐欺が多く、ストレスの溜まる日々だったそうです。
でも、ミヤビで安全に見せ合えるようになり、こだわりのイメージプレイにハマって、眠れない夜もすっきり発散できるようになったとか。
怪しい無料アプリではなく、あえて有料アプリに課金する意義は、その安心感にあるのかもしれません。
自分が楽しむためではなく、相手を楽しませることを意識すると、結果的に最高の見せ合いができる、という発言が印象的でした。
ありがとうございました。
